解答困難な質問に対する回答マニュアル
- 解答困難な質問を投げかけられた場合の、屁理屈を使って解答する方法について
解答困難な質問をなげかけられるシーンってあるとおもいます。
単純におふざけだったり、大真面目だったり。
一見すると、答えが到底見つからなそうな疑問。
例えば「宇宙はなぜ存在するのか」「なぜ時間は進むのか」「なぜ貴方は生きているのか」などなど。
こんな質問に、ストレートに答えるのではなく、紆余曲折して回答したり、疑問自体を否定したり、意味をなくしたりして、ある程度筋を通しつつ、華麗にやり過ごす方法をまとめてみた。
他にもひらめいたら書き足していきます。。。
※注意※ ロジカルシンキングの訓練とかにはなるかも知れませんが、この記事を参考にして起こした行動に関して、sunagaeは一切責任をとりませんよ。。。特に現実社会、真面目なシーンで使うと痛い目に会うことも。。。
(1)疑問→定義への置換
疑問自体が定義であるという主張をする。
要するに、「なぜ○○は△△という性質を持っているのか」→「△△という性質を持っているものを、○○と呼ぶから」という、semantic上での置換をするということ。
- 太陽という星はなぜ燃えているのか
- →燃える星を太陽と呼ぶから
- 時間はなぜ戻ること無く進むのか
- いま時間が動いている方向を、「時間が進む」と呼んでいるから。
(2)語句の説明を求める
疑問に使われている、”一般的に定義が困難な語句”の説明を求める。
この様な単語は曖昧に使われている事が多く、詳細に定義していく(→表現の意味を狭くしていく)と大本の疑問の答えが見えることが多い。
- 地球が存在する意味は何か
- →意味とか何か、それを定義すべき
- 意味とは、目的である
- →’目的’とは何か、誰にとっての’目的’か。その’誰’に当てはまる主体が存在しないので、そもそも地球に”存在する意味”などない→(3)
- なぜ君は僕を愛しているの?
- →’愛する’って何ですか?
(3)前提否定
ある疑問には、前提となる、明示的な、あるいは暗黙の仮定がある。
その仮定の中で、否定しやすいものを選び、その仮定を否定する。
- 宇宙人がいないのはなぜか
- →「宇宙人がいない」と証明されたわけではない(悪魔の証明パターン)
- 宇宙が存在するのはなぜか
- →「宇宙が存在する」と証明されたわけではない。そもそも’存在’とは何か→(2)
- なぜ君は僕と付き合っているのか
- →付き合ってなくね?
ただし、「○○は存在しない」の形の前提を否定(‘結果的に肯定’)するときは、一般的に、’結果的に肯定’する側に、その肯定の根拠を示す責任が ある。もしそれをせずに、その’結果的に肯定’をする場合は、相手にいわゆる悪魔の証明を求めることになり、それは論理展開として美しくないと思う。
つまり、「○○が存在するとは言えないから、○○は存在しない」という展開はありだけど、「○○が存在しないとは言えないから、○○は存在する」という展開は美しくない、ということ。
(4)それは「なぜ」と問う価値のない問題であると主張する
与えられた疑問に含まれる命題は、当然の結果であり、疑問に値しない、という主張をする。
つまり、不思議ではない事実に対して疑問に思う必要はない、ということ。その事実は不思議では無い(つまり当然)のだから、理由を与える必要がない。
例えば、サイコロを振って’6’が出たとき、「なぜ6が出たのだろう」と疑問に思うことは意味が無い。なぜなら、6が出ること自体は不思議な事ではないから。5でも4でも2でも同じ。理由としては「たまたま」としか言いようがなく、なんだか根拠として乏しい気もするが、実際のところ「たまたま」で反論の余地はなくなる。
- なぜ、我々は地球に住んでいるのか
- →それはたまたまであり、理由はない。
- なぜ、いま机に立てた鉛筆は右に倒れたのか
- →それはたまたまであり、理由はない。
- なぜ僕は君に出会えたのだろうか
- →それはたまたまであり、理由はない。
しかし、例えば、10回連続で同じ目が出たとか、状況が特殊になればなるほど、この論法は説得力を失う。