Category Archives: 読書記録

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国語審議会 [安田敏郎, 2007]

  • 日本語をめぐって昔 (特に戦後直後) から現在に至までにどういう議論があったか、「国語審議会」を中心に書いてある。
    • 全体的に国語審議会の歴史的な経緯にページが割かれているので、歴史に興味が持てない自分にはやや苦しかった。あと誰がどうしたとか、その辺もあまり興味が無かったので苦しめである。
  • 個人的にはどういう経緯で日本語がどうなった、みたいなところに興味が有ったので、そういう意味ではこの本はちょっと違ったかもね。
  • 日本語を一元的な管理に収めようとしたが、それは不可能であって、かつ意味のないこと、というのが主な著者の主張。いろんな日本語を同時に流通させることも可能だし、それを混沌だとか混乱だとかみなすべきではない、と主張されている。(p.22)

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【読書記録】実は悲惨な公務員 (山本直治, 2008)

  • タイトルに釣られたが、そもそも公務員にあんま興味なくて途中から飽きた
    • そもそも予算がどうのこうのとか、知ってる事ばっかだったり
  • 「計画経済の発想だからよくない」という言い方はなるほどと思った
  • 「熱しやすく冷めやすい国民性」(p.180) と特に根拠なく書いてあったが、これは国民性というよりは単にマスメディアが原因では
    • というか多分下らないことばっか追っかけることがマスメディアにとってハッピーになっちゃってるのがよくない
  • 役所で頭のおかしい奴からの苦情電話がいっぱいある、的な話 (p.208) とか、「お客の声は宝の山と言う指摘は役所にも通じる」(p.210)
    • とあるけど、文脈にあるような「頭のおかしい奴」は単に無視すればいいだけの問題では。お客の声は宝の山とか変な事言い出すから面倒になる。
  • 「地方自治体の場合、税金を取る側も取られる側もご近所さんだから、形式的に手続きを進めるのも難しいんですよ」(p.217)
    • これも「何がどう難しいのか」が分からず。「向かいの家も払ってねぇよ」とか言わせてる時点で近所付き合いもクソもないだろう
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【読書記録】教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~ 光文社新書 (内田 良, 2015)

全体として同意できるが、一点だけどうしても解せない。
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フィンランド 豊かさのメソッド

  • フィンランドを客観的に分析した本というよりは、著者の個人的な体験を元にいろいろと紹介されている本。仕事とか、教育とか、生活について。
  • 個人的な場面を紹介しているところが多いので、所々「それ日本でもそうじゃね?」的な部分があったり
  • とはいえただ単に「フィンランドすげーぜ」みたいな本ではなくて冷静な内容。
  • フィンランドの空気感は日本に似ているらしい
  • 欧州 (ロシアを除く) の中では、地理的に日本から一番近いってのは始めて知った
    • っていうだけで行きたいわ
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「英語公用語」は何が問題か

  • 表紙にでかでかとある「英語公用語」とかユニクロ/楽天がどうたらこうたら、というよりは氏の英語に対する、あるいは生き方などに対する考え方が論じられている本
  • 非常にごもっともな本です。
    • 英語なんかは道具なんですよ。と言われるのもかわいそうだけど。
    • 英語なんかプロに任せればいいじゃん
    • 英語なんかより専門性が大事なんですよ。
  • いやべつにアンチ英語本でもないですよ。便利なんですよね結局。
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YouTubeで小さく稼ぐ

  • YouTubeで稼いで会社まで作ったMEGWIN氏の本
    • とにかくアホな動画を投稿しまくっている
    • しかし八年間毎日投稿し続けている
  • YouTubeってお金もらえるんですね。そこから知らなかった。YouTubeでチャンネル作ってめっちゃ動画投稿してる人が居るのはそういうわけか。
  • まあ何であっても、大切なのは結局は楽しむ (楽しいことをする) ことなんですかね。
  • 本自体の内容は正直薄い。書いてあることもそんな突飛なことでもない。とはいえそれなりに研究されている感はある。
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近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」

  • 案の定ですがタイトルは釣りで当然ただの若者批判本ではない。いまの「若者」の事がいろいろと知れるっていうか俺も「若者」か
  • 主には若者は「空気を読む」「村社会」になっているらしい
  • 世の中いろんな人が居るんだなぁと
  • ちなみに山口の山奥とかにはパソコンできるひとが居なすぎるらしいよ (ビジネスの香り・・・?)

 

 

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ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~

wikileaksについての本。

  • 本の内容は、主に「日本がいかに言論の世界標準から取り残されているか」ということ
  • あと記者クラブがひどいという話もかなりの紙面
  • いかに日本のテレビ新聞を始めとするメインストリームメディアがクソか、というのは良くわかる
  • というかそれは知ってるのでWikileaksがどうのこうのという論述とか今後の日本だとか世界だとかについての論述を期待していたのに、その辺が弱くて残念。

比較的主題と関係ない事

  • AlJazeeraすごい。
  • イスラム信者の祈りに対する気持ちがすごい。(戦闘中でも祈るらしい)
  • 記者会見のオープン化に関しては民主党もかなり役割を果たしてたんですな

 

 

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精神医療ダークサイド

読んだ記録 (ちょっと前)

  • 極端な例の寄せ集めなんだろうけど、強制入院怖い
  • うつ病があいまいすぎる
  • 悪意がある医者が一定数いるのはなんとなく理解できるんだけど、真に無知で薬漬けという事例もあるのはちょっと驚く
  • お薬やさんが裏にあるという話も、そういうこともあるんだろうなという感じ
  • しかしまぁ身近じゃなさすぎて精神病棟のイメージ沸かない

 

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マルチメディア

色々と本を読んでるのに残さないのはもったいないので読んだものを残してみる。たぶん三日坊主になるけど。

どうせ誰も読んでないだろうけどアマゾン入れとく。

  • かなり古い本 (1994)。BOOK OFFで見つけた
  • アメリカガーアメリカガーな感じ
  • 20年前に書かれたもので、使われている言葉 (B-ISDN、ハイパーメディア、あとマルチメディア自身も) は今とずいぶん違うけど、概念自身はなんか今も昔も考えてることは大して変わんねぇなという感じ
  • 理性じゃなくて感性をもっとどうこうみたいな話がけっこうあったけどピンと来ず。というか言っていることは分かるが、感覚的に理解できていない (←こういうことか…?)
  • コンピュータの背景に個人主義とかアメリカ的思想がどうのこうのというのは始めて読んだ
  • ポストモダンとか構造主義とかの言葉のあたりに年代を感じる

総じて (特に現代思想的な所が) 難しくてよく理解しきれず。